左が上下とも1.67の非球面レンズ
右が1.5の球面レンズ
上がマイナスレンズで一般的に近視用によく使われる。
下がプラスレンズで遠視や老眼に使われます。
レンズ周辺の歪みの比較。
右が非球面レンズ
左が球面レンズ


            プラスチックレンズ


 プラスチックには、熱硬化性樹脂(アリルディ・グリコ-ル・カ-ボネイト)が 一般眼鏡レンズとして使用されています。 
 プラスチックは「軽い(ガラスの約半分)」「割れにくい」「染色できる(自由にカラ−が入れられる)」など、優れた特質を持っています。
 ガラスレンズと比較すると「傷つきやすい」という欠点も、レンズ表面にハ−ドコ−ト加工などの処理を施すことで、だいぶ解消され、眼鏡レンズの主流を占めるようになっています。



 屈折率(nd)

 アッペ数

 比重

  割れにくさ

 厚み

 重さ  

 1.5
 1.51

 58.0〜59.2
 47.0

 1.31〜1.32
 0.99

  △
  △

  ×
  ×

  ○
  ◎

 1.56

 38.0〜41.0

 1.17

  △

  △

  ○

 1.59

 31.0〜32.0

 1.20

  ◎

  △

  ○

 1.6

 36.0〜42.0

 1.22〜1.34

  ○

  △

  ○

 1.67

 32.0

 1.35

   ○

  ○

  ○

 1.7
 1.71
 1.74

 36.0
 33.0

 1.40
 1.46〜1.47

  ○
  △ 
  △

  ◎
  ◎
  ◎

  ○
  ○
  ○



  1.5nd......一般的にCR-39と呼ばれ最初にできたプラスチックレンズで、値段も安く、アッペ数も高いので光学的にもいいレンズです。
      ただ度数が強い方はレンズが厚くなる欠点とプラスチックの中では 割れやすいので、ツ−ポイント(フチなし)、ナイロ-ルフレ-ムにはむきません。
      あと高熱にも弱いので、サウナに眼鏡を掛けたまま入られる方や、夏場でも車の中に 眼鏡を置きっぱなしの方も、お勧めできません。
      「レンズ付です。」と、書かれてるお店は、このレンズの場合が多いのですが 度数が弱くフチのあるフレ−ムで、なるべく安くしたい方には、お勧めです

 1.56nd.....とくに度数の弱い方(S-3.00以下)には、厚みも 薄く比較的安いのでお勧めです。
       最近韓国からも、このレンズが入るようになり スリ−プライスショップ(5、7、9千円セット販売)でも採用されてます。
       ただこのレンズも割れやすいのでツ-ポイント、ナイロ-ルフレ−ムにはむきません。

 1.59nd......ポリカ−ボネイトという材質名で呼ばれ、非常に割れにくいです。
       オ−クリ−などスポ−ツ系サングラスに採用されているのも、このレンズです。
       欠点は、素材が柔らかいのでキズに弱く、レンズの中心厚が厚いので屈折率のわりにレンズに厚みがあります。
       値段も比較的高いので、これから説明させていただく、1.60ndのほうが、薄くて安いので良いかもしれません。

 1.60nd.....じつにト-タルバランスに優れたレンズで、このレンズがこの先メインになっていくと思われます。
       プラスチックの中でも、かなり割れにくく、メ−カ−によっては熱にも非常に強いので(90度程)、
       中*高度数(S-6.00以下)で、ツ-ポイント、ナイロ−ルフレ−ムが好きな方、夏場の車内に置きやすい方、
       温度差のある所に出入りされる方には、最も、適したレンズです。
       ただ厚みが薄くなるレンズはまだあるので、熱をあまり気にしない方で度数の強い方は、
       もう少し屈折率の高いものを選んだ方が いいかもしれません
       メ−カ-によっては、レンズカ−ブのきつい8カ−ブ仕様のもあるので、オ−クリ−のサングラス等に度入り(S-4.00以下)を希望される方にもいいです。

 1.67nd....度数の強い方にはおなじみのレンズです
       1.60ndに比べると熱には弱いですが、割れにくいのでツ−ポイント、ナイロ−ルフレ−ムでもOKです。
       レンズの種類も豊富で球面、非球面、内面非球面、両面非球面とあり、値段も安くなってますので お求めやすいと思います。

 1.74nd......度数の強い方で厚みを気にする方は、このレンズがおすめです。
       割れやすいとは言われてますが、このレンズが必要な方は、レンズの厚みもあるので、
       ツ−ポイントフレ−ムは絶対駄目!なわけではないと思います。


◎ レンズにはその他、おのおの球面、非球面(外面、内面、両面)とあり、それぞれ特質があります。


   球面.....昔からあるタイプ、レンズ表面がカ−ブしてて一番安く作れるデザイン。欠点は、近視の人は目が小さく、
       遠視の人は目が大きく見える(ケント・デリカットさんみたい?)、非球面タイプより厚い。
       ただフレ−ムのデザイン上、サングラスなどカ−ブしている方がカッコイイ場合もあり、度数の弱い人方でしたら これで十分だと思います。

   外面非球面・・・・普通、非球面タイプといえば、この事を差します。レンズ表面はフラットに近いです。
        球面よりは すこし値段は高価ですが、他の非球面よりは安く比較的ポピュラ-なデザインです。
        同じ屈折率の物でしたら10%薄く出来るのと、目の大きさが変わるのも、だいぶ少なくなります。
        欠点は、レンズ周辺が少し慣れるまで見づらいとか ゆがむとか、言われるお客様が たま〜に いらっしゃいます。

   内面非球面・・・・外面非球面での欠点が解消され、レンズ周辺部まで見やすく、ゆがみにくいと言われてます。
        乱視のある方は外面非球面より、さらに薄くなる場合があります。1.6nd,1.67nd,1.74nd,の屈折率があります。
        欠点は、やってるメ−カ−少ないので、外面非球面より値段が高い。外面非球面でレンズ周辺部の見え方やゆがみが気にならない方は、
        あえて値段の高い内面にする必要はないかもしれません。

   両面非球面・・・・外面と内面のいい所を合わせもつ、いいレンズだ思います。
        欠点は 内面以上に値段が高い事です


 その他の加工&オプション


   カラ-・・・・プラスチックレンズのもうひとつのいい所は、好きな色に染められます。5日〜1週間ほど納期はかかりますが、
         濃さも自由に決められ、オシャレにみせたい方、サングラスっぽくしたい方、光に眼が弱い方、には強い味方です。
         2枚1組 レンズ代+加工代\2000〜¥4000

   ミラー加工・・・・昔からあるタイプはシルバー・ゴールド・ブルーミラーでかなり濃いのが一般的で1.5nd球面しか出来ませんでした。
         しかし今では、ライトミラーといって薄いミラーが主流です。ミラーの色も5色(シルバー・ゴールド・サファイア・ルビー・ピンク)あり、
         レンズ自体の色や種類をいろいろ選べます。2枚1組でレンズ代+加工代\8000〜

   UV加工・・・・1.5nd(1.51nd以上は、標準装備が多い)の屈折率で、仕事上、色が入るのは、まずいが有害な紫外線はカットしたい方には有効な手段です
          ただ可視光線を遮断するわけではないので,眩しさに弱い方には 効果は少ないと思います。カラ−と併用がおすすめです。
          それと加工代も¥2000〜¥4000ぐらいかかると思いますので、ワンランクレンズ の種類を上げて、標準装備のものにするのも、ひとつの方法です。


   プライマ−加工・・・・メ−カ−によっていろんな名前で呼ばれてますが、耐衝撃性強度を上げる加工で、
          米国F.D.A基準(127cmの高さから16.2gの鋼球を落とすテスト)の8倍以上の強度をつけるコ−ティング加工です。
          ただこの加工も ツ−ポイントのようにレンズに穴をあけてひねる力や、ナイロ-ルのようなレンズのフチに溝掘って
          そこが欠けにくい訳ではないので、お店の人に、すすめられても必要なければ入れる必要はないと思います。
          種類によって標準装備のものもあります。
           2枚1組で レンズ代+加工代¥2000〜¥4000

   プロガード(CS・FRESH等その他各メーカーによって呼び名が違います)・・・・耐擦傷 性の向上
         (キズの付きにくさの向上) 表面の滑り性が高くなり、擦り傷が3付きにくくなります。
         撥水性が上がり汚れの拭き取り性も向上するので、汚れも 3倍取れやすくなります。
         種類によって標準装備のものもあります。
          2枚1組で レンズ代+加工代¥2000〜¥4000

   スライス加工・・・・プラスレンズ(凸)の超薄仕上げの事で、フレ−ムの玉型から必要最小限の
         中心厚を割り出して、理想的な薄さを実現する加工です。同じ様な加工でサイズ指定が
         ありますが、もっと薄くなります。
         2枚1組で レンズ代+加工代¥2000〜¥4000

   オ−トペアリング加工・・・・左右の度数がかなり違う、差がある方で左右のバランスを気にされる
         お客様におすすめで、フレ−ムの玉型デ−タ−をもとに左右のレンズの厚さ、
         重量バランスを整え、最良のペアリングをおこないます。プラス(凸)、マイナス(凹)
         レンズ両方出来ます。 2枚1組で レンズ代+加工代¥2000〜¥4000


 コメント.......レンズの種類がいっぱいありデザイン、加工もたくさんあるので、なにをどう選んでいいか、
       わからないとは思いますが、自分の度数がいったいどのぐらいあり、今回、選んだフレ−ムから
       いったい、どの位の厚みになるか、よくお店の人と相談して決めてください。
       度数がゆるいとか、セルフレ−ムとか、なのに、むやみに薄いレンズにする必要はないかもしれません。
       これはあくまで個人的な意見ですが、度数がゆるくても、すこし予算がある方は、熱にも
       強く割れにくい1.6ndがお勧めです。度数の強い方は、選ばれるフレ−ムの種類や、
       大きさにもよりますが、もう少し薄型(1.6以上)のものも視野に入れて考えてみては いかがでしょうか