日頃の手入れ



 メガネで一番早く傷み易いのは やっぱりレンズ。
 特にプラスチックレンズが 主流の今、傷やコート剥げが多くみられます。
 意外に知られてないのがによるものです。

   例   1.  車の中に放置する。(夏場)
        2.  サウナにメガネを掛けたまま入る。
        3.  お風呂等に掛けて入ってお湯で洗う。
        4.  焚き火など炎


 プラスチックレンズは60度以上(種類によって多少違う)で膨張し始めますが 
 このとき表面に施してあるコーティングは膨張しないのでひび割れが起ります。
 温度が下がるとレンズは元に戻りましが コーティングはひび割れたままなので 
 細かいキズみたいになります。
 
夜対向車のヘッドライトが 乱反射したりして 見えにくくなったりします。
 レンズを蛍光灯や電球に透かして見ると細かくザラついているみたいに見えます。
 新しくレンズを替えるしか方法がありませんので ご注意を。。。
 特に車の中は自分の知らない間になってしまうので 
 何でなったかは 気付きにくいが多いです。
 

 次にレンズをハンカチ、タオル、服、等で拭く
 これも非常にキズになりやすく 習慣になっている方が多い。
 メガネ専用の拭く布(トレーシー等)を携帯して 
 メガネだけはそれで拭くようにして下さい 

 このときホコリっぽい所にいた時は いったんサッとメガネを水洗いして
 水分をティッシュで拭いてからメガネ拭きで仕上げると完璧です 
 レンズをメガネ拭きで拭くとき
 メガネクリーナーを併用すると楽に取れます。
 今のレンズは表面に多層膜のコーティングがしてあるので 
 キズのみを磨くわけにはいきません
 キズが入ってしまうと やっぱり新しくレンズを替えるしかありません。


 そしてプラスチックレンズのコーティングはアルカリ性、酸性に弱いので 
 お風呂で 石鹸やボディーソープで
 洗う方もレンズ寿命を縮めることになります。

 もし 家で洗いたい場合 台所洗剤で中性と表示されている物を少量使って
 水洗いするといいでしょう。(1〜2ヶ月に1度程度)
 メガネブク等市販の発砲錠剤を使うタイプも 
 あまりやりすぎるとプラスチックの所が
 白っぽく変色してくる事があります。2〜3ヶ月に
 1度程度されるのがおすすめです。


 どうしても車に置きたいとか、熱い場所での仕事、
 度数が強くてお風呂も掛けないといけない方、
 タオルや服で拭いてしまう方は レンズをガラスレンズにするしか
 方法はないかもしれません ガラスは熱にも強く、
 キズにも強く、コーティングも強いです。

 ただプラスチックレンズに比べると重い、落とすと割れる、
 最近種類によってはガラスの方が
 値段が高い(プラスチックの方がたくさん売れるのでコストが
 かなり下がってる)のが欠点です。
 

 鼻パットの汚れは 古い歯ブラシで中性洗剤をつけて こするといいでしょう 
 とくに鼻パットの裏側ネジとの付け根が非常に汚れやすいです。
 あまりひどい場合は メガネ屋さんに行って
 鼻パットの交換をしてもらいましょう 
 買った所に持っていくと無料で交換してもらえると思います。
 高くても一組¥500まででしてくれます。
 先セル(金属フレームで耳に掛かる所の
 セルの部分)も交換可能です。
 ものによって一組¥800〜¥2000、
 白っぽく変色してきたらお店で相談しましょう。


 メガネは意外にネジが多く たまに緩むことがあります 
 定期的に精密ドライバーなどでしめて
 テンプル(耳に掛ける手の部分)の丁番にはミシン油を 少し差すといいです。
 硬くなって丁番が動かなくなった時も 
 無理に動かすとフレームが折れる事があります
 ミシン油を差して動かすと大体動きます。
 それでも動きが悪い場合はネジを少しづつ緩めます 
 それでも動きがおかしい場合はお店に持って行きましょう 
 いつも緩んで困る場合は 
 ネジのゆるみ止め材(アロンタイト)をつけます。
 すべてメガネ屋さんに行けば 
 無料ですぐにやってもらえるので頼んでみるのが一番楽です 
 ネジのゆるみ止めの変わりにボンド・瞬間接着剤などを使用されますと、
 レンズ交換の時ネジが外れなくなり 交換が出来なくなる恐れがあります 


 メガネがよく広がる方は 片手で取り外しされる場合が多く、
 右利きの方は左テンプル、
 左利きの方は右テンプルが開いてきます。
 なるべく両手で外すようにしましょう。


 よくレンズが曇る方は まず掛け具合を直してもらいましょう 
 お店の人にレンズと顔の距離を離すようにフィッティングしてもらって
 それでも曇る場合は市販の曇り止めを使います
 レンズの種類によって効果のあるなしがあるので
 お店の人に相談して買いましょう 
 特に水やけ防止コートや撥水コートがしてあるレンズは
 液がはじくので対応している
 曇り止めでないといけません
 注意:サングラス(特にオークリー)に
 クリーナーや曇り止めを使うと化学変化を
 おこしレンズがダメになる場合があります。
 特にオークリーのサングラスには使わないようにして下さい。




            
取り扱いのまとめ


 1.熱には十分注意する。

 2.通常はメガネ拭きで拭くだけでOK!
   砂ホコリが付いている場合は拭く前に水洗い
   汚れがひどい場合は中性洗剤を使う
 
 3.各ネジはたまに締める。
   すぐに緩む場合はゆるみ止め材を使う
   丁番のところはミシン油を差す。

 4.掛け外しは両手で。

 5.鼻パットや先セルは たまにお店で交換してもらう。